2011年7月5日火曜日

大腸がん抑制効果の物質発見

タテホ化学、有機マグネシウムの大腸がん抑制効果を確認

タテホ化学工業(兵庫県赤穂市、湊哲則社長、0791・42・5041)は東海細胞研究所(岐阜市、太田義和社長、058・273・4399)と共同で、有機マグネシウムが大腸がん発生を抑制することを突き止めた。

マウスを使った実験で濃度175ppm(ppmは100万分の1)の有機マグネシウム投与時にがん発生を50%抑える効果を確認した。今後作用メカニズムの解明にも着手する。
マウスの実験には岐阜大学の協力を得た。生後4週間の野生型雄マウス80匹を20匹ずつ4グループに分けて16週間調査。すべてのグループに基礎食とともに大腸がん誘発物質、発がん物質を投与した。そして第2グループに7ppm、第3グループに35ppm、第4グループに175ppm濃度の有機マグネシウムを投与、投与しなかった第1グループと比較した。

2011年7月5日 日刊工業新聞