2011年7月20日水曜日

免疫力検査とがん治療

血液を採取するだけで免疫の状態の良し悪しがわかる検査が、がん免疫治療を専門とするヨシダクリニック・東京(院長:赤出川賢治)でスタート

がん免疫治療を専門とするヨシダクリニック・東京(東京都中央区、院長:赤出川賢治)は、血液を採取するだけで免疫の状態の良し悪しがわかる「NK細胞活性検査」をこのほど開始しました。

<NK(ナチュラル・キラー)細胞とは>
NK細胞は、外部からヒトの体内に侵入してきた異物を迎撃し、健康状態を維持しようとする免疫細胞の一種。特にがん細胞については、健康な人でも毎日 5000個のがん細胞が体内では生まれているとされており、それを常にNK細胞が叩いていることで、がんが育たない状況を維持しています。NK細胞の活性度が低下すると、このバランスが崩れてしまい、体内でがんが育ち始めてしまう危険性が高まります。

<NK細胞活性検査とは>
定期的にNK細胞の活性度を調べ、いま自分の体ががんになりやすい状態なのか――を把握することで、がんの回避や早期発見に役立てることができます。「NK細胞活性検査」は、まさにそれを目的としたものです。
検査は血液の採取のみ。採血した5ミリ・リットルの血液はラボに送られ、その血液中に含まれるNK細胞の活性度が測定され、数値となって表されます。通 常、健康な人の場合は「18-40パーセント」の基準値内に納まるが、これを下回る、つまり17パーセント以下となった場合、その人のNK細胞の活性度は 低いと判断されます。免疫力が低い状態、つまり、がんや感染症のリスクが高いということになります。  検査費用は自由診療のため、全額自己負担で1回6,300円。

<赤出川賢治院長:コメント>
「この検査で基準値を外れたとしても、すぐにがんになるわけではありません。免疫力を高める生活習慣によって、免疫力を上向きに転じることは十分に可能です。要は、この検査からがん予防に注意を向けるきっかけとして役立ててほしい。」

免疫力を高める生活習慣とは、食生活を見直して栄養バランスを整えることや、適度な運動、喫煙者であればタバコを止めること、また当院が力を入れて取り組んでいる「積極的に笑うこと」もその一つ。」

「検査費用6,300円は、本来がん治療の中で行われる精度の高い検査であることを考えれば、決して高い金額ではない。年に一度でも、こうした検査によって“免疫力”に目を向けることが、がん予防を考えていく上で重要なこと。がんになってから考えるのではなく、なる前から意識してほしい。」

2011年7月19日 プレスリリース