2011年9月26日月曜日

LEDでがんの抗体検出

LED光でがんの抗体検出に成功

 発光ダイオード(LED)の光でがんを診断する技術が開発された。

 韓国科学技術院(KAIST)は20日、イ・ゴンジェ新素材工学科教授の研究陣が、窒化ガリウム発光ダイオード(GaN‐LED)を用いてがんの抗体を 検出することに成功したと発表した。抗体は抗原と結合し、各種免疫反応を引き起こす。研究陣は、がんの抗原‐抗体反応によってLED光への感度に差が出る 点を活用し、前立腺がんの抗体を検出したという。また研究陣は、よく曲がるプラスチックの基盤にLEDを取り付け、脳に付着させたり血管・脊椎(せきつい)などを包むことができるようにした。

 イ教授は「LEDで発生するさまざまな波長の強い光を利用すれば、神経細胞を刺激でき、病気の治療にも応用できるだろう」と語った。今回の研究結果は、学術誌『ナノ・エナジー』9月号電子版に掲載された。

2011年9月22日 朝鮮日報